とね日記賞の発表!(2014年): 物理学賞、数学賞、他
毎年12月10日、スウェーデンのストックホルムでアルフレッド・ノーベルの命日に行われるノーベル賞の授賞式の日程にあわせて、「とね日記賞」を発表している。今年で5回目だ。 ノーベル賞を僕がもらう見込みはないので、みずから賞を作って「あげる側」になってしまえ!という思いつきである。...
View Article電気通信物語―通信ネットワークを変えてきたもの:城水元次郎
「電気通信物語―通信ネットワークを変えてきたもの:城水元次郎」 内容紹介: 通信技術の変遷を、技術史、事業史というよりも、社会動向と関連した社会史的な流れとして捉え、2世紀にわたる電気通信の流れを物語仕立てで構成し、自ら研究開発に従事した著者ならではの多くのエピソードを交えながら紹介。2004年刊行、326ページ。 著者について: 城水元次郎(しろみず・もとじろう)...
View Article電子書籍化:ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉〈下〉(岩波現代文庫)
岩波書店もついにAmazon Kindle版についても電子書籍化に踏み切った。その第1弾にはお気に入りのこの本が含まれている。取り急ぎお伝えしておこう。岩波書店には「ファインマン物理学、全5巻」も含め、たくさんの理数系書籍があるからどんどん進めていただくことを期待している。 「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉」(Kindle版) 「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉」(Kindle版)...
View Article現代数学への招待:多様体とは何か:志賀浩二
「現代数学への招待:多様体とは何か:志賀浩二」 内容紹介: 「多様体」は今や現代数学必須の概念。「位相」「微分」などの基礎概念を丁寧に解説・図説しながら、多様体のもつ深い意味を探ってゆく。...
View Article新年おめでとうございます。
2015 元旦 読者のみなさまへ 新年おめでとうございます。昨年は当ブログをお読みいただきありがとうございました。数えてみたところ昨年は96本の記事を投稿していました。2013年は100本の記事を投稿していましたから、年間100本ペースということになりますね。...
View Article見えざる宇宙のかたち:シン=トゥン・ヤウ、スティーヴ・ネイディス
「見えざる宇宙のかたち―ひも理論に秘められた次元の幾何学:シン=トゥン・ヤウ、スティーヴ・ネイディス」 内容紹介:...
View Articleゴドーを待ちながら:サミュエル ベケット
「ゴドーを待ちながら:サミュエル ベケット」 内容紹介: 田舎道。一本の木。夕暮れ。エストラゴンとヴラジーミルという二人組のホームレスが、救済者・ゴドーを待ちながら、ひまつぶしに興じている──。不条理演劇の代名詞にして最高傑作、待望のペーパーバック化!...
View Article宇宙はどこまで美しいのか(朝日カルチャーセンター)
3連休の初日の土曜日は朝日カルチャーセンター新宿教室で宇宙物理学の講座を受講してきた。 宇宙はどこまで美しいのか(朝日カルチャーセンター) 東京大学高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構機構長 村山斉先生 http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=275221&userflg=0...
View Articleスーパーシンメトリー ― 超対称性の世界:ゴードン・ケイン
「スーパーシンメトリー―超対称性の世界:ゴードン・ケイン」 内容紹介: もし自然界が超対称であれば…素粒子と宇宙の究極の姿を求める大冒険。宇宙空間をみたす暗黒物質は超対称性のパートナーか、重力を含む「力の大統一理論」へ、空間と時間の隠された次元とは?かすかに見えてきた「究極の理論」とはなにか…現代理論物理学最前線の魅力的な理論への道案内。2001年刊行、266ページ。 著者について:...
View Article発売情報:カシオ電子辞書 XD-K7200(2015年フランス語モデル)
今年もカシオ電子辞書 XD-K7200(2015年フランス語モデル)が発表された。(2月13日に発売される予定。)ここ数年、毎年2月に新しいモデルがリリースされている。...
View Article大学への数学(研文書院)
大学への数学(研文書院) 内容紹介: A基礎理論篇は深い理解のための解説、B演習問題篇は高度の問題解決力を育てる演習になっています。また、入試に向けて総合的実力を磨くために、最後に総合問題の章を設けています。 著者について: 藤田宏: 東京大学理学部名誉教授: ウィキペディアの記事 長岡亮介: 明治大学客員教授: ウィキペディアの記事 長岡恭史:...
View Article復刻版 チャート式 代数学、幾何学(数研出版)
復刻版 チャート式 代数学、幾何学(数研出版):拡大写真 内容紹介: 昭和16年11月に発行された「改訂新版 チャート式 代数学」(第二百十七版、七百十二頁)、昭和17年3月に発行された「改訂新版 チャート式 幾何学」(第二百十二版、六百九十九頁)...
View Article東大教授が語る、東大新入生のための数学ブックガイド
「東大教授が語る、東大新入生のための数学ブックガイド」 内容紹介: 最高学府の数学の扉が、いま開かれる。新入生必読113選。! 東大教授の先生方による、東大新入学生のための数理科学ブックガイド。 東大で実際に教鞭をとる先生方ならではの視点で、日本および世界をこれから背負って立つ東大等の新入学生向けに、数理科学の書籍を紹介。...
View Article祝: とね日記はおかげさまで10周年!
ちょうど10年前の今日このブログを書き始めました。 当時は自宅サーバーを使ったホームページを公開していて、そのリンクのひとつとして「日記」を設けていたのです。とね日記はもともと普通の日記ブログでした。...
View Article虚数や複素数に大小がないのはなぜ?
今回は虚数や複素数のことを学んだ高校生向けの記事。 科学史上はじめて虚数が物理学の方程式に(本質的な意味において)使われたのは1925年のハイゼンベルクの行列力学や1926年のシュレーディンガー方程式で、この2つはともに原子や電子など非常に小さい粒子の量子的状態のありさまを記述したものだった。(その後、この2つの方程式は同等であることが数学的に証明された。) ハイゼンベルクの行列力学の方程式...
View Article複素数 a+bi のプラス記号は「足す」という意味?
今回も虚数や複素数のことを学んだ高校生向けの記事。 私たちは小学校で足し算を学ぶ。プラスの数を足すと答は増えていく。 1+1=2、 2+1=3、 3+1=4 ... この性質は分数や小数、そして中学校で学ぶ√2や√3などの無理数、そして一般に実数でも変わらない。(無理数どうしの足し算は1つの数としてあらわせないが、無限小数を使えば近似値として1つの数になる。)...
View Articleイギリス人のご家族と東京観光
拡大 3月1日にイギリス人の友達が娘さんと友人を連れて16年ぶりに来日しので今日まで彼らと一緒に東京観光をして過ごしていた。とても忙しい一週間だったが、ふだん東京観光などしないから僕自身も楽んだ。ちなみに娘さんは13歳だ。...
View Articleそれは突然やってきた
先週イギリス人の友達の観光に付き合っている間に、我が家ではとんでもないことがおきていた。 同居している父がまったく歩けなくなっていたのだ。それも突然に。。。 僕がそのことを知ったのは火曜日に会社から帰宅して夕食をとろうとしていたときだ。父がこないので母に聞くと、父は急に腰が痛み出して昼間病院に行ったのだという。ぎっくり腰なのかと聞くと、思い当たるふしはないらしい。...
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