今週木曜日に原爆についての番組と水爆についての番組が放送されることに気がついたので告知しておこう。科学の闇の部分から目をそらさないことは大事だと思う。
原爆開発、実験、投下の経緯は比較的多くの方がご存知だろうが、水爆開発、実験の詳細を知っている人は少ないと思う。原爆のほうは今年5月の番組の再放送だ。
特に夜9時からの水爆だけに焦点を当てた番組の放送はNHKと民放のテレビ放送が始まって以来、初めてのことだと思う。
来年1月以降、水爆も含めて核のボタンはドナルド・トランプの手もとにあるのだということを念頭に、この2つの番組を見たいと思う。
さらに詳しく知りたい方は「原子爆弾 1938~1950年: ジム・バゴット」をお読みになるとよいだろう。原爆と水爆の両方をカバーしている。
フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「原爆誕生 科学者たちの“罪と罰”」
2016年11月24日(木) 午後5時00分~午後6時00分 (再放送) BSプレミアム
人類に功も罪ももたらす「科学」。その知られざる姿とは?今回は、第2次世界大戦中、原子爆弾を誕生させた巨大プロジェクト“マンハッタン計画”のリーダー「原爆の父」ロバート・オッペンハイマーを中心に、核兵器開発に携わった科学者たちの「罪と罰」に迫る。ナチスドイツに先を越されてはならないと始まった開発が、なぜドイツ降伏後も続けられ、広島・長崎に投下されたのか?科学者たちは何を考え、どう行動したのか?
ホームページ:
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3442/2071002/
フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「水爆 裏切りと欲望の核融合」
2016年11月24日(木) 午後9時00分~午後10時00分 BSプレミアム
人類に功も罪ももたらす「科学」。その知られざる姿に迫る。今回は人類史上最悪兵器「水爆」の父、エドワード・テラー。原爆を生み出した「マンハッタン計画」の科学者たちの多くが後悔の念を抱いて晩年を送ったのに対し、ひとりテラーは水爆の「無限の破壊力を実現する」欲望に突き進む。邪魔する者には容赦なく、かつての仲間さえ裏切った。水爆完成後も更なる大量破壊兵器開発に生涯をささげた、狂気の天才物理学者の闇に迫る!
とね追記: 1982年、当時のアメリカ大統領ロナルド・レーガンよりアメリカ科学界最高峰の栄誉とされるアメリカ国家科学賞がエドワード・テラーに贈られた。2003年9月、カリフォルニア州スタンフォードで死去。95歳だった。水爆を開発したことに関しては、生涯肯定的な言動を行い、悔いることはなかった。
ホームページ:
http://www4.nhk.or.jp/P3442/x/2016-11-24/10/30262/2071008/
関連記事:
原子爆弾 1938~1950年: ジム・バゴット
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/0d741fd4e77316eaf05aef8daf865cd6
部分と全体: W.K. ハイゼンベルク
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/b6e7d8da99e4b9e76f5cd9f7dbf7f959
関連ページ:
“原爆の父”オッペンハイマーは原爆投下による悲劇を予期することはできなかったのか
http://ddnavi.com/news/291372/a/
【まじヤバい破壊力!】水爆は原爆の何倍の威力あるのか調べてみた
http://sasuke25.com/society/suibaku-2567/
Ground Zero:原爆、水爆の被害半径をシミュレーションするページ
http://www.carloslabs.com/node/16
水素爆弾『ツァーリ・ボンバ(Tzar Bomba)』が炸裂する映像(1961年10月30日)
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