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開平と開立(第22回):128,024,064の算盤による開立(3根法6)

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開立はん」に128,024,064を置いたところ拡大

[English]

前回に続き今回も算盤での開立の手順を解説する。

今回は3根法で根が3桁、根の中間に0がある場合だ。理論編も参考にしていただきたい。

開立(立方根):3根法(3倍根法、3商法)、定数法、3a^2法、三除九九、三分九九法、三分九九法別法、乗減法(変商法)、3根^2法、折衷法、過大数開立、省略開立など


算盤による128,024,064の3乗根の解法(答は504)

第1群の数とは立方根を求める数を3桁ずつ区切り、いちばん大きい(いちばん左)の3桁のことである。群の数が根の桁数となる。

128,024,064 -> (128|024|064): 128が第1群の数、根の桁数は3。


手順1:128024064を置く。第1群は128。


手順2:128以下の立方数は125=5^3。5を初根としDに立てる。


手順3:128-125=003をGHIに置く。(-a^3)


手順4:3倍根(3×初根)、3x5=15をABに置く。


手順5:3倍根=15でI以降を初根の次4桁目(定位置)に商が立つまで割る。30÷15=2余り0。商2をGに置く。(÷3a)


手順6:余り00をIJに置く。


手順7:Hに商が立たない。3倍根による除算を続ける。240÷150=1余り90。


手順8:商1をIに置く。


手順9:余り090をKLMに置く。


手順10:906÷150=6余り6。


手順11:商6をJに置く。


手順12:余り006をLMNに置く。


手順13:GHIの201を既根の50で割る。


手順14:商4をFに置き、これを第3根とする。


手順15:余り001をGHIに置く。


手順16:第3根^2をIJの16から引く。


手順17:16-4^2=00 をIJに置く。(-c^2)


手順18:第3根^3をNOの64から引く。


手順19:64-4^3=00 をNOに置く。(-c^3)


手順20:立方根は504と求まる。


最終状態: 答 504


珠の状態推移を表にすると次のようになる。(クリックで拡大)



第23回も開立法(3根法)である。


関連記事:

ファインマン v.s. 算盤の達人: ファインマン先生に立方根計算の雪辱を果たそう
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/89a0b907577f03ef6132cf9664bdcddb


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