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速報: 大栗博司先生がハンブルク賞を受賞!

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ツイッターでもお知らせしたが、非常に名誉なことだからブログのほうでも衆知しておこう。大栗先生、おめでとうございます!

東京大学のプレスリリース:

2018年5月24日、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) 主任研究者の大栗博司 (おおぐりひろし) カリフォルニア工科大学教授が、ハンブルク賞を受賞することが発表されました。ハンブルク賞は、ドイツのヨアヒム・ヘルツ財団 (Joachim Herz Stiftung) が、ハンブルク大学とドイツ電子シンクロトン研究所 (Deutsches Elektronen-Synchrotron) と共同で授賞する賞です。前年までは、量子情報、量子光学、量子多体系などへの理論的貢献をもたらした研究者を顕彰するものでしたが、今年から対象分野が理論物理学全体に拡げられました。また、この賞のために新しい基金が設けられ、賞金額が4万ユーロから10万ユーロに増額され、ドイツで賞金額の最も高い科学賞のひとつになりました。このように装いを新たにしたハンブルク賞の初代の受賞者に、大栗氏が選ばれました。

続きは以下のプレスリリース・ページをお読みいただきたい。

大栗博司 主任研究者がハンブルク賞を受賞
https://research-er.jp/articles/view/70957

大栗博司 主任研究者がハンブルク賞を受賞
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)
https://www.ipmu.jp/ja/20180524-HamburgPrize


大栗先生によるトポロジカルな弦理論の講義は、こちらからご覧いただける。

Topological String Theory (1 of 3) - Hirosi Ooguri


Topological String Theory (2 of 3) - Hirosi Ooguri


Topological String Theory (3 of 3) - Hirosi Ooguri


大栗先生のホームページ:
http://ooguri.caltech.edu/japanese


プレスリリースに書かれている超弦理論は、大栗先生のご研究のテーマである。この理論に関して先生が一般人向けにお書きになった本を紹介しておこう。トポロジカルな弦理論については、この本の第7章に書かれている。

大栗先生の超弦理論入門:大栗博司」(Kindle版


内容
私たちは「どこ」に存在しているのか?物質の基本は「点」ではなく「ひも」とする超弦理論によって、ニュートンの力学、アインシュタインの相対性理論に続く時空概念の「第三の革命」が始まった。現代物理学における究極のテーマ「重力理論と量子力学の統合」にはなぜ「ひも」が必要なのか?「空間が九次元」とはどういうことか?類のない平易な説明の先に待ち受ける「空間は幻想」という衝撃の結論!
2013年8月刊行、288ページ。

著者略歴(詳細な経歴
大栗博司
カリフォルニア工科大学 カブリ冠教授 および 東京大学 カブリIPMU 主任研究員。京都大学卒業、東京大学理学博士(素粒子論専攻)。
東京大学助手、プリンストン高等研究所研究員、シカゴ大学助教授、京都大学助教授、カリフォルニア大学バークレイ校教授などを経て、現職。
超弦理論の研究に対し アメリカ数学会アイゼンバッド賞(2008年)、フンボルト賞(2009年)、仁科記念賞(2009年)、サイモンズ賞(2012年)などを受賞。アスペン物理学センター理事、アメリカ数学会フェロー。
ホームページ: http://ooguri.caltech.edu/japanese
ブログ: http://planck.exblog.jp/

本の紹介記事はこちら。

大栗先生の超弦理論入門:大栗博司
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/75dfba6307d01a5d522d174ea3e13863

以下は大栗先生ご自身による本書の紹介動画とブログ記事で、すでに本書をお読みになった方々の感想記事へのリンクも張られている。動画の冒頭で先生の両側にいらっしゃるのが1984年に超弦理論に革命をもたらす発見をしたマイケル・グリーン博士ジョン・シュワルツ博士だ!シュワルツ博士は超弦理論の生みの親でもある。お二人の業績も本書で紹介されている。



『超弦理論入門』: http://planck.exblog.jp/20587736/
『超弦理論入門』、1分42秒ビデオ: http://planck.exblog.jp/20642050/
人間原理: http://planck.exblog.jp/20663458/


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