「開平はん」に2,401を置いたところ拡大
[English]
前回に続き、算盤での開平の手順を解説する。今回も半九九法で、根が2桁になる場合で9を立根するケース。理論編も参考にしていただきたい。全体の目次はこのページを開くと見ることができる。
開平(平方根):倍根法(2商法)、倍根法別法、半九九法、半九九法別法、乗減法、定数法(折衷法) 、過大数開平、省略開平など
算盤による2,401の2乗根の解法(答は49)
第1群の数とは平方根を求める数を2桁ずつ区切り、いちばん大きい(いちばん左)の2桁のことである。群の数が根の桁数となる。
2,401 -> (24|01) : 24が第1群の数、根の桁数は2
手順1: 2401をCDEFに置く。
手順2: 第1群は24。
手順3: 24以下の平方数は16=4x4。4を初根としてBに立てる。
手順4: 24-4^2=08をCDに置く。
手順5: DEFの801に注目する。
手順6: 801を二分する。すなわち801/2=400.5をDEFGに置く。
手順7: DEの40を既根4で割る。
手順8: 40/4=9余り4。商9をCに置き、次根とする。
手順9: 余り04をDEに置く。
手順10: EFGの405に注目する。
手順11: EFGの405から次根^2/2を引く。405-9^2/2=000をEFGに置く。
手順12: 平方根は49と求まる。
最終状態: 答 49
珠の状態推移を表にすると次のようになる。(クリックで拡大)
次回も半九九法による開平だが、もう少し難しい例をとりあげる。
関連記事:
ファインマン v.s. 算盤の達人: ファインマン先生に立方根計算の雪辱を果たそう
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/89a0b907577f03ef6132cf9664bdcddb
目次:算盤による平方根、立方根の計算(開平、開立)
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/bb0449f357398a2c24026f33af7f70ee
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算盤による2,401の2乗根の解法(答は49)
第1群の数とは平方根を求める数を2桁ずつ区切り、いちばん大きい(いちばん左)の2桁のことである。群の数が根の桁数となる。
2,401 -> (24|01) : 24が第1群の数、根の桁数は2
手順1: 2401をCDEFに置く。
手順2: 第1群は24。
手順3: 24以下の平方数は16=4x4。4を初根としてBに立てる。
手順4: 24-4^2=08をCDに置く。
手順5: DEFの801に注目する。
手順6: 801を二分する。すなわち801/2=400.5をDEFGに置く。
手順7: DEの40を既根4で割る。
手順8: 40/4=9余り4。商9をCに置き、次根とする。
手順9: 余り04をDEに置く。
手順10: EFGの405に注目する。
手順11: EFGの405から次根^2/2を引く。405-9^2/2=000をEFGに置く。
手順12: 平方根は49と求まる。
最終状態: 答 49
珠の状態推移を表にすると次のようになる。(クリックで拡大)
次回も半九九法による開平だが、もう少し難しい例をとりあげる。
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