「開平はん」に4,761を置いたところ拡大
[English]
前回に続き、算盤での開平の手順を解説する。今回も倍根法で、根が3桁の場合だ。理論編も参考にしていただきたい。
開平(平方根):倍根法(2商法)、倍根法別法、半九九法、半九九法別法、乗減法、定数法(折衷法) 、過大数開平、省略開平など
算盤による54,756の2乗根の解法(答は234)
第1群の数とは平方根を求める数を2桁ずつ区切り、いちばん大きい(いちばん左)の2桁のことである。群の数が根の桁数となる。
54756 -> (05|47|56) : 5が第1群の数、根の桁数は3
手順1:54756を置く。第1群は5。
手順2:5以下の平方数は4=2x2。2を初根としてDに立てる。初根2の2倍の4をAに置き、倍根とする。
手順3:2の平方を第1群の5から引く。5-4=1となる。: -a^2
手順4:14に注目し、倍根4で割る。
手順5:商3を得て、割止め、この商を次根とする。次根3をEに置く。: ÷2a
手順6:倍根4と商3の積を14から引く。14-4x3=02。
手順7:27に注目する。
手順8:次根3の平方=9を第2群の27から引く。
手順9:次根3の2倍=6を倍根に加える。つまり2x3=6をBに置く。
手順10:倍根46と185に注目する。
手順11:185を倍根46で割り、商4と余り1を得る。第3根の4と余り1をF,Iに置く。
手順12:第3根4の平方=16を第3群の16から引く。16-16=00をIJに置く。: -b^2
手順13:根は234と求まる。
最終状態: 答 234
珠の状態推移を表にすると次のようになる。(クリックで拡大)
第12回も引き続き倍根法による開平を行う。
関連記事:
ファインマン v.s. 算盤の達人: ファインマン先生に立方根計算の雪辱を果たそう
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/89a0b907577f03ef6132cf9664bdcddb
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手順1:54756を置く。第1群は5。
手順2:5以下の平方数は4=2x2。2を初根としてDに立てる。初根2の2倍の4をAに置き、倍根とする。
手順3:2の平方を第1群の5から引く。5-4=1となる。: -a^2
手順4:14に注目し、倍根4で割る。
手順5:商3を得て、割止め、この商を次根とする。次根3をEに置く。: ÷2a
手順6:倍根4と商3の積を14から引く。14-4x3=02。
手順7:27に注目する。
手順8:次根3の平方=9を第2群の27から引く。
手順9:次根3の2倍=6を倍根に加える。つまり2x3=6をBに置く。
手順10:倍根46と185に注目する。
手順11:185を倍根46で割り、商4と余り1を得る。第3根の4と余り1をF,Iに置く。
手順12:第3根4の平方=16を第3群の16から引く。16-16=00をIJに置く。: -b^2
手順13:根は234と求まる。
最終状態: 答 234
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