「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」
内容:
これまでにはなかった、大学学部学生から大学院生を対象に、調べたい項目を読めば理解できるよう配慮したわかりやすい中項目の数学辞典。高校程度の事柄から専門分野の内容までの数学諸分野から327項目を厳選して五十音順に配列し、各項目は2、3ページ程度の、読み切れる量でページ単位にまとめ、可能な限り平易に解説する。
〔内容〕集合,位相,論理/代数/整数論/代数幾何/微分幾何/位相幾何/解析/特殊関数/複素解析/関数解析/微分方程式/確率論/応用数理/他
2016年6月刊行、752ページ。
本書の広告を見たとき、朝倉書店さんは強気だなと思った。昨年11月に「プリンストン 数学大全(朝倉書店)」を刊行したばかりだというのに。
数学辞典を持っていない人はきっと迷うに違いない。「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」は今月15日に発売されるので、公開されている情報をたよりに「プリンストン 数学大全(朝倉書店)」との違いを見てみよう。
- 版型はほぼ同じ(どちらも高さ26-27cm、縦横比もほぼ同じ)
- 値段はほぼ同じ。
- ページ数は今回発売される本が752ページであるのに対しプリンストン数学大全は1200ページ。
- 数学者、物理学者の先生方が最初から日本語で書き起こした辞典。プリンストン数学大全は英語版をもとに日本人の数学者の先生方が翻訳したもの。どちらも用語や概念の意味を調べるだけでなく、通読して学ぶことができる。
- 見出し数は厳選した327項目。中項目主義である。日本語版プリンストン数学大全の見出し項目数は情報として公開されていないが、英語版の見出し項目数は200だそうだ。ページ数のことを考慮すれば今回の辞典のほうが項目ごとの記述は少なめなのだと思う。
- 見出し語を比較する限り、プリンストン数学大全よりも初学者向けの内容もカバーしている辞典のように感じた。また物理学や工学系分野へ応用される項目(物理数学)の割合はプリンストン数学大全より多い。そのため対象読者はプリンストン数学大全より広い印象だ。
ちなみにプリンストン数学大全が発売される以前では、大学学部生、大学院生への僕のお勧めの辞典は2005年に刊行された「岩波 数学入門辞典」だった。これの総ページ数は728ページで高さ23cmと小ぶりである。僕はこの辞典も持っているが、小項目主義をとっているので(数えていないが)見出し項目数は2000項目を超えているはず。1項目あたりの記述が少ないので、意味を知ることはできるが学べるという感じではない。あと読者にとってのメリットは価格が7千円と安いこと。
岩波書店からはこの辞典とは別に、より専門家向けの「岩波数学辞典」という辞典の第4版が2007年に刊行されているが、僕には難しすぎるので使いこなせていない。
以上のことから僕なりに3つの辞典を使い分けるとしたら次のようになる。
「岩波 数学入門辞典」
用語や概念について、おおまかに知るのにはよい。見出し語数が多いので調べたいことが載っている確率が高い。
「プリンストン 数学大全(朝倉書店)」
用語や概念について、じっくり腰を据えて学ぶのによい。さらに深く学んでみたくなったらその分野の教科書を買えばよい。歴史上の数学者についての解説があるのが特長。見出しは五十音順ではないが、調べたい項目は目次からたどり着けるので実用上問題はない。
「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」
上の2冊の中間であるが、どちらかというとプリンストン数学大全寄りといったところだろうか。「岩波 数学入門辞典」で調べて物足りなかったら、この辞典を読んでみればよいし、「プリンストン 数学大全(朝倉書店)」に知りたい項目が見つからなかったらこちらを読むとよいのだろう。1つの項目を1ページで説明する方針をとっている。すべての見出し語は各ページの最上部に大きく印刷されているから項目を見つけやすい。
数学辞典をこれからお買いになる方は、きっと迷うことだろう。そしてすでに「プリンストン数学大全」をお持ちの方の中にも本書が気になっている方が多いことだろう。朝倉書店さんには「プリンストン数学大全」との違い、使い分けのアドバイスをしていただきたいと思った。
なお、朝倉書店さんは2011年に「数学辞典(朝倉書店)」を刊行している。これは英語版から翻訳したもので多言語対応。小項目主義をとった6000語という見出し語数の辞典だ。僕はこの辞典のことを知らなかったので、今回の記事では比較できなかった。
数学辞典 (普及版)2011年刊行
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-11131-6/
今回発売の「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」と名前がほとんど同じだ。書店で注文するときはISBNコードを伝えるなど注意していただきたい。
なお近所に大型書店や大きな図書館がなく、実物を確認できない人のために朝倉書店さんはツイッターからサンプルページを公開されている。(ツイート1、ツイート2)
クリックで拡大
本の詳細は朝倉書店のホームページで確認してほしい。
「朝倉 数学辞典」:朝倉書店のホームページ
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-11125-5/
ご購入はこちらからどうぞ。
「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」
編集部から
多くの読者が "読んで" 理解できる。数学の諸分野を広くカバーする五十音配列の中項目辞典。 ・数学の各分野から327項目を厳選
・調べたい内容を読んで理解できるよう平易に解説
・調べたい内容への到達を助ける詳細な索引
・各項目はページ単位とし,読みやすさに配慮
・高校数学の基礎的な概念から院生レベルの内容までを広くカバー
応援クリックをお願いします!
「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」
目次
*内容別項目一覧(本文は50音順です)
I 基礎
因数分解
円
円錐曲線
関数
帰謬法(背理法)
逆,裏,対偶
球面と球体
極座標
近似計算
差分と和分
三角関数
算術平均と幾何平均
指数関数
順列・組合せ
初等幾何
数
数学的帰納法
正多面体
素数
対数関数
代数方程式(4次以下の解法)
凸関数
判別式
複素数平面
平均と分散
ベクトル
論理記号
II 集合,位相,論理
一様収束
極限
集合と写像
位相空間
位相空間の分離公理
可算無限と非可算無限
カントール集合
距離空間
コンパクト性
選択公理
濃度と順序数
連続写像
圏と関手
順極限と逆極限
層
位相空間の次元
チューリングマシン
ゲーデルの完全性定理
ゲーデルの不完全性定理
公理的集合論
III 代数
基底と次元
行列
行列式と逆行列
固有値と固有ベクトル
線形空間と線形写像
直交行列とユニタリ行列
連立1次方程式
行列群
終結式
ジョルダン標準形
代数学の基本定理
可換環
環と体
環上の加群
局所環
クリフォード代数
群
群の表現
形式的べき級数環
四元数環
主イデアル環
多項式環
置換群
ディンキン図形
テンソル積と外積
ネーター環
熱帯幾何
ヒルベルトの零点定理
ブラウアー群
ヤング図形
有限群
有限体
離散付値環
ヴィット環
ガロア理論
グレブナー基底
等質空間
p進数
付値
ホモロジー代数
有限単純群の分類
リー環とリー群
量子群
双1次形式と内積
IV 整数論
ディオファントス方程式
円分体
平方剰余の相互法則
初等整数論
代数的数と代数的整数
フロベニウス写像
分岐理論(素イデアルの)
連分数
数論幾何学
フェルマー予想
リーマン予想
類体論
V 代数幾何
代数曲線
代数多様体
楕円曲線
特異点
有理写像
アーベル多様体
因子と可逆層
極小モデル理論
K3曲面
小平次元
セール双対性
代数曲面の分類
トーリック多様体
リーマン-ロッホの定理
VI 微分幾何
2次曲面
曲線
曲線座標
曲面
線織面
非ユークリッド幾何
ガウス-ボンネの定理
可微分写像
グラスマン多様体
サードの定理
射影幾何
射影空間
ストークスの定理
接触多様体
接続
測地線
多様体
ド・ラーム・コホモロジー
微分形式
ベクトル場とテンソル場
向き付け
モース理論
リーマン多様体
ゲージ理論
シンプレクティック多様体
対称空間
多様体(3次元)
多様体(4次元)
モジュライ空間
葉層構造
アティヤー-シンガーの指数定理
層係数のコホモロジー
フローとベクトル場
VII 位相幾何
オイラー数
基本群
組みひも群
ジョルダンの曲線定理
単体複体
被覆空間
ファイバー束
ファイバー空間
変換群
ホモトピー群
ホモロジーとコホモロジー(位相空間の)
結び目
写像度
特性類
ベクトル束
ポアンカレ双対定理
ループ空間
ポアンカレ予想
有理ホモトピー論
VIII 解析
エプシロン-デルタ論法
級数
実解析的関数
重積分
積分
多重指数
テイラー展開
微分と偏微分
連続関数
陰関数定理と逆写像定理
ガウスの発散定理
グリーンの公式
線積分と面積分
面積
有界変動関数
ラグランジュの未定乗数法
サンプリング定理
測度
多項式近似
フラクタル集合
フーリエ級数(1変数)
フーリエ級数(多変数)
フーリエ変換
変分法
ポアソンの和公式
ラプラス変換
リプシッツ連続
ルベーグ積分
ウェーブレット
z-変換
測度(位相空間上の)
調和関数
凸解析
凸集合
ハウスドルフ測度とハウスドルフ次元
ポテンシャル
振動積分
数列
上限,下限,上極限,下極限
IX 特殊関数
ベッセル関数
ガンマ関数
楕円関数
ルジャンドル関数
エルミート関数
球面調和関数
超幾何関数
ラゲール関数
X 複素解析
1次分数変換
解析接続
コーシーの積分公式
最大値の原理
正則関数(1変数)
留数
等角写像
複素多様体
有理型関数(1変数)
リーマンの写像定理
リーマン面
クライン群
ケーラー多様体
正則関数(多変数)
タイヒミュラー空間
ネヴァンリンナ理論
複素力学系
カラビ-ヤウ多様体
擬凸領域
保型関数
ホッジ分解
XI 関数解析
ベールのカテゴリー定理
ルベーグ空間
ヒルベルト空間
線形位相空間
コンパクト作用素
作用素環
自己共役作用素
スペクトル分解
ソボレフ空間
超関数
D-加群
バナッハ環
バナッハ空間と線形作用素
不動点定理
連続関数環
作用素の半群
フレッシェ微分
補間
XII 微分方程式
常微分方程式
線形常微分方程式
特異積分
1階偏微分方程式
解析力学
積分方程式
双曲型偏微分方程式
熱方程式
波動方程式
ラプラス方程式
コーシー-コワレフスキーの定理
固有関数展開
シュレーディンガー方程式
楕円型方程式
ポアソン方程式
放物型方程式
力学系
アインシュタイン方程式
オイラー方程式
擬微分作用素
KdV方程式
ナヴィエ-ストークス方程式
粘性解
反応拡散方程式
非線形シュレーディンガー方程式
非線形楕円型方程式
非線形波動方程式
ボルツマン方程式
マクスウェル方程式
力学系の安定性と分岐
XIII 確率論
確率と確率モデル
確率過程
確率分布
確率変数
確率変数列の収束
加法過程,レヴィ過程
大数の法則
中心極限定理
ブラウン運動
ポアソンの小数の法則
ランダムウォーク
伊藤の表現定理
エルゴード理論
ガウス過程,定常過程
拡散過程
確率積分
確率微分方程式
条件付き期待値
ディリクレ形式
分枝過程
待ち行列
マリアバン解析
マルコフ過程
マルチンゲール
XIV 応用数理
最小二乗法
補間公式
数値積分
スプライン関数
ニュートン法
線形計画法
グラフ理論
ゲーム理論
高速フーリエ変換
直交多項式
有限要素法
乱数
暗号
エントロピー
符号
XV トピック
ヒルベルトの問題
ミレニアム懸賞問題
4色問題
内容:
これまでにはなかった、大学学部学生から大学院生を対象に、調べたい項目を読めば理解できるよう配慮したわかりやすい中項目の数学辞典。高校程度の事柄から専門分野の内容までの数学諸分野から327項目を厳選して五十音順に配列し、各項目は2、3ページ程度の、読み切れる量でページ単位にまとめ、可能な限り平易に解説する。
〔内容〕集合,位相,論理/代数/整数論/代数幾何/微分幾何/位相幾何/解析/特殊関数/複素解析/関数解析/微分方程式/確率論/応用数理/他
2016年6月刊行、752ページ。
本書の広告を見たとき、朝倉書店さんは強気だなと思った。昨年11月に「プリンストン 数学大全(朝倉書店)」を刊行したばかりだというのに。
数学辞典を持っていない人はきっと迷うに違いない。「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」は今月15日に発売されるので、公開されている情報をたよりに「プリンストン 数学大全(朝倉書店)」との違いを見てみよう。
- 版型はほぼ同じ(どちらも高さ26-27cm、縦横比もほぼ同じ)
- 値段はほぼ同じ。
- ページ数は今回発売される本が752ページであるのに対しプリンストン数学大全は1200ページ。
- 数学者、物理学者の先生方が最初から日本語で書き起こした辞典。プリンストン数学大全は英語版をもとに日本人の数学者の先生方が翻訳したもの。どちらも用語や概念の意味を調べるだけでなく、通読して学ぶことができる。
- 見出し数は厳選した327項目。中項目主義である。日本語版プリンストン数学大全の見出し項目数は情報として公開されていないが、英語版の見出し項目数は200だそうだ。ページ数のことを考慮すれば今回の辞典のほうが項目ごとの記述は少なめなのだと思う。
- 見出し語を比較する限り、プリンストン数学大全よりも初学者向けの内容もカバーしている辞典のように感じた。また物理学や工学系分野へ応用される項目(物理数学)の割合はプリンストン数学大全より多い。そのため対象読者はプリンストン数学大全より広い印象だ。
ちなみにプリンストン数学大全が発売される以前では、大学学部生、大学院生への僕のお勧めの辞典は2005年に刊行された「岩波 数学入門辞典」だった。これの総ページ数は728ページで高さ23cmと小ぶりである。僕はこの辞典も持っているが、小項目主義をとっているので(数えていないが)見出し項目数は2000項目を超えているはず。1項目あたりの記述が少ないので、意味を知ることはできるが学べるという感じではない。あと読者にとってのメリットは価格が7千円と安いこと。
岩波書店からはこの辞典とは別に、より専門家向けの「岩波数学辞典」という辞典の第4版が2007年に刊行されているが、僕には難しすぎるので使いこなせていない。
以上のことから僕なりに3つの辞典を使い分けるとしたら次のようになる。
「岩波 数学入門辞典」
用語や概念について、おおまかに知るのにはよい。見出し語数が多いので調べたいことが載っている確率が高い。
「プリンストン 数学大全(朝倉書店)」
用語や概念について、じっくり腰を据えて学ぶのによい。さらに深く学んでみたくなったらその分野の教科書を買えばよい。歴史上の数学者についての解説があるのが特長。見出しは五十音順ではないが、調べたい項目は目次からたどり着けるので実用上問題はない。
「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」
上の2冊の中間であるが、どちらかというとプリンストン数学大全寄りといったところだろうか。「岩波 数学入門辞典」で調べて物足りなかったら、この辞典を読んでみればよいし、「プリンストン 数学大全(朝倉書店)」に知りたい項目が見つからなかったらこちらを読むとよいのだろう。1つの項目を1ページで説明する方針をとっている。すべての見出し語は各ページの最上部に大きく印刷されているから項目を見つけやすい。
数学辞典をこれからお買いになる方は、きっと迷うことだろう。そしてすでに「プリンストン数学大全」をお持ちの方の中にも本書が気になっている方が多いことだろう。朝倉書店さんには「プリンストン数学大全」との違い、使い分けのアドバイスをしていただきたいと思った。
なお、朝倉書店さんは2011年に「数学辞典(朝倉書店)」を刊行している。これは英語版から翻訳したもので多言語対応。小項目主義をとった6000語という見出し語数の辞典だ。僕はこの辞典のことを知らなかったので、今回の記事では比較できなかった。
数学辞典 (普及版)2011年刊行
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-11131-6/
今回発売の「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」と名前がほとんど同じだ。書店で注文するときはISBNコードを伝えるなど注意していただきたい。
なお近所に大型書店や大きな図書館がなく、実物を確認できない人のために朝倉書店さんはツイッターからサンプルページを公開されている。(ツイート1、ツイート2)
クリックで拡大
本の詳細は朝倉書店のホームページで確認してほしい。
「朝倉 数学辞典」:朝倉書店のホームページ
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-11125-5/
ご購入はこちらからどうぞ。
「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」
編集部から
多くの読者が "読んで" 理解できる。数学の諸分野を広くカバーする五十音配列の中項目辞典。 ・数学の各分野から327項目を厳選
・調べたい内容を読んで理解できるよう平易に解説
・調べたい内容への到達を助ける詳細な索引
・各項目はページ単位とし,読みやすさに配慮
・高校数学の基礎的な概念から院生レベルの内容までを広くカバー
応援クリックをお願いします!
「朝倉 数学辞典(朝倉書店)」
目次
*内容別項目一覧(本文は50音順です)
I 基礎
因数分解
円
円錐曲線
関数
帰謬法(背理法)
逆,裏,対偶
球面と球体
極座標
近似計算
差分と和分
三角関数
算術平均と幾何平均
指数関数
順列・組合せ
初等幾何
数
数学的帰納法
正多面体
素数
対数関数
代数方程式(4次以下の解法)
凸関数
判別式
複素数平面
平均と分散
ベクトル
論理記号
II 集合,位相,論理
一様収束
極限
集合と写像
位相空間
位相空間の分離公理
可算無限と非可算無限
カントール集合
距離空間
コンパクト性
選択公理
濃度と順序数
連続写像
圏と関手
順極限と逆極限
層
位相空間の次元
チューリングマシン
ゲーデルの完全性定理
ゲーデルの不完全性定理
公理的集合論
III 代数
基底と次元
行列
行列式と逆行列
固有値と固有ベクトル
線形空間と線形写像
直交行列とユニタリ行列
連立1次方程式
行列群
終結式
ジョルダン標準形
代数学の基本定理
可換環
環と体
環上の加群
局所環
クリフォード代数
群
群の表現
形式的べき級数環
四元数環
主イデアル環
多項式環
置換群
ディンキン図形
テンソル積と外積
ネーター環
熱帯幾何
ヒルベルトの零点定理
ブラウアー群
ヤング図形
有限群
有限体
離散付値環
ヴィット環
ガロア理論
グレブナー基底
等質空間
p進数
付値
ホモロジー代数
有限単純群の分類
リー環とリー群
量子群
双1次形式と内積
IV 整数論
ディオファントス方程式
円分体
平方剰余の相互法則
初等整数論
代数的数と代数的整数
フロベニウス写像
分岐理論(素イデアルの)
連分数
数論幾何学
フェルマー予想
リーマン予想
類体論
V 代数幾何
代数曲線
代数多様体
楕円曲線
特異点
有理写像
アーベル多様体
因子と可逆層
極小モデル理論
K3曲面
小平次元
セール双対性
代数曲面の分類
トーリック多様体
リーマン-ロッホの定理
VI 微分幾何
2次曲面
曲線
曲線座標
曲面
線織面
非ユークリッド幾何
ガウス-ボンネの定理
可微分写像
グラスマン多様体
サードの定理
射影幾何
射影空間
ストークスの定理
接触多様体
接続
測地線
多様体
ド・ラーム・コホモロジー
微分形式
ベクトル場とテンソル場
向き付け
モース理論
リーマン多様体
ゲージ理論
シンプレクティック多様体
対称空間
多様体(3次元)
多様体(4次元)
モジュライ空間
葉層構造
アティヤー-シンガーの指数定理
層係数のコホモロジー
フローとベクトル場
VII 位相幾何
オイラー数
基本群
組みひも群
ジョルダンの曲線定理
単体複体
被覆空間
ファイバー束
ファイバー空間
変換群
ホモトピー群
ホモロジーとコホモロジー(位相空間の)
結び目
写像度
特性類
ベクトル束
ポアンカレ双対定理
ループ空間
ポアンカレ予想
有理ホモトピー論
VIII 解析
エプシロン-デルタ論法
級数
実解析的関数
重積分
積分
多重指数
テイラー展開
微分と偏微分
連続関数
陰関数定理と逆写像定理
ガウスの発散定理
グリーンの公式
線積分と面積分
面積
有界変動関数
ラグランジュの未定乗数法
サンプリング定理
測度
多項式近似
フラクタル集合
フーリエ級数(1変数)
フーリエ級数(多変数)
フーリエ変換
変分法
ポアソンの和公式
ラプラス変換
リプシッツ連続
ルベーグ積分
ウェーブレット
z-変換
測度(位相空間上の)
調和関数
凸解析
凸集合
ハウスドルフ測度とハウスドルフ次元
ポテンシャル
振動積分
数列
上限,下限,上極限,下極限
IX 特殊関数
ベッセル関数
ガンマ関数
楕円関数
ルジャンドル関数
エルミート関数
球面調和関数
超幾何関数
ラゲール関数
X 複素解析
1次分数変換
解析接続
コーシーの積分公式
最大値の原理
正則関数(1変数)
留数
等角写像
複素多様体
有理型関数(1変数)
リーマンの写像定理
リーマン面
クライン群
ケーラー多様体
正則関数(多変数)
タイヒミュラー空間
ネヴァンリンナ理論
複素力学系
カラビ-ヤウ多様体
擬凸領域
保型関数
ホッジ分解
XI 関数解析
ベールのカテゴリー定理
ルベーグ空間
ヒルベルト空間
線形位相空間
コンパクト作用素
作用素環
自己共役作用素
スペクトル分解
ソボレフ空間
超関数
D-加群
バナッハ環
バナッハ空間と線形作用素
不動点定理
連続関数環
作用素の半群
フレッシェ微分
補間
XII 微分方程式
常微分方程式
線形常微分方程式
特異積分
1階偏微分方程式
解析力学
積分方程式
双曲型偏微分方程式
熱方程式
波動方程式
ラプラス方程式
コーシー-コワレフスキーの定理
固有関数展開
シュレーディンガー方程式
楕円型方程式
ポアソン方程式
放物型方程式
力学系
アインシュタイン方程式
オイラー方程式
擬微分作用素
KdV方程式
ナヴィエ-ストークス方程式
粘性解
反応拡散方程式
非線形シュレーディンガー方程式
非線形楕円型方程式
非線形波動方程式
ボルツマン方程式
マクスウェル方程式
力学系の安定性と分岐
XIII 確率論
確率と確率モデル
確率過程
確率分布
確率変数
確率変数列の収束
加法過程,レヴィ過程
大数の法則
中心極限定理
ブラウン運動
ポアソンの小数の法則
ランダムウォーク
伊藤の表現定理
エルゴード理論
ガウス過程,定常過程
拡散過程
確率積分
確率微分方程式
条件付き期待値
ディリクレ形式
分枝過程
待ち行列
マリアバン解析
マルコフ過程
マルチンゲール
XIV 応用数理
最小二乗法
補間公式
数値積分
スプライン関数
ニュートン法
線形計画法
グラフ理論
ゲーム理論
高速フーリエ変換
直交多項式
有限要素法
乱数
暗号
エントロピー
符号
XV トピック
ヒルベルトの問題
ミレニアム懸賞問題
4色問題