「合本版 はだしのゲン①~⑦ (中公文庫コミック版) 」
[English][French]
内容紹介:
作品完成から30余年を経た今でも、日本のみならず世界20カ国以上で読み継がれる、反戦マンガの決定版。ヒロシマに投下された原子爆弾による自らの被爆体験をもとに、著者・中沢啓治が、原爆の恐ろしさ、命の尊さ、そして平和への強い願いを込めて描いた著者代表作。「週刊少年ジャンプ」で1973年6月から連載が開始された後、「市民」「文化評論」「教育評論」などの雑誌に、約15年にわたって連載され、1987年2月に連載が終了した。
1973年6月から1987年2月刊行、2614ページ
紙の漫画本: Amazonで検索
著者について:
中沢 啓治(なかざわ けいじ):ウィキペディアの記事
1939年〈昭和14年〉3月14日 - 2012年〈平成24年〉12月19日は、日本の漫画家。
代表作に『はだしのゲン』など、広島市への原子爆弾投下による自身の被爆体験を基に、戦争・平和を題材とした作品を数多く発表している。
今日は広島の慰霊の日。78年前の今日、広島に原子爆弾が投下された。それは、最大限の人的被害を与えて日本人の戦意をくじくために、広島市民が通勤や通学で外出している午前8時15分に設定されたアメリカの軍事作戦の1つだった。
アニメ版(英語字幕)(英語吹き替え)、『はだしのゲン2、英語字幕』は数年前に見ていたが、漫画のほうもいつか読まなければと思いつつ時が経ってしまった。今年になってかなり年下の友人から勧められたのと、Kindle端末で読めることを知り、全巻読み終えることができたのだ。今年はこの漫画が連載され始めてからちょうど50年である。(ちなみにアニメ版のはだしのゲン1(1983)、はだしのゲン2(1986)のフランス語字幕付きも見れるようだ。)
まず気がついたのはアニメ版に描かれているのは漫画の第1巻くらいまでに過ぎないということだ。アニメ版はゲンの少年期に始めのほうだけで原爆投下や惨状の描写も第1巻に含まれているわけだが、漫画の第2巻以降は青年に成長するまでのゲンを描いている。作者の中沢啓二さんは、自分が目撃した地獄絵さながらの光景を伝えるのはもちろん、その後どのように悲惨で無慈悲なことが延々と続いたのかを伝えたかったのだとわかった。
困ったときには助け合うというのが日本人の美徳だと思いたい。そして豪雨や地震など自然災害のときはその精神が発揮されるのかもしれない。しかし、戦時中や戦後はどうだったか?被爆地ヒロシマで何がおきていたか?自分が生きるだけで精いっぱいのとき、人は思いやりを示すことなどできない。親を失ったこどもたちは浮浪児となり、社会から排斥され、少年少女たちは生きていくために盗みを働き、ヤクザに世話になってその手下にされて殺人にまで手を染めてしまう子もいる。作者の中沢さんが見たこと、体験したことすべてがこの作品に込められている。
原爆やヒロシマという言葉で連想するのは「鎮魂」や「慰霊」だ。しかし、この作品にはゲンや当時の広島市民が持っていた「原爆を投下したアメリカへの怒り」や「原爆傷害調査委員会(ABCC)への怒り」が描かれている。原爆傷害調査委員会(ABCC)は原爆投下直後に広島入りし、被爆者に治療はまったく行わず、原爆被害の研究のために被害者をモルモットとして扱った。原爆の恐ろしさ、被害を流布するのはGHQにより8年間も禁止されていた。戦後78年が経ち、中沢さんを始め怒りの感情をもっていた多くの被爆者が亡くなっている。この作品を教育現場から排除してはならない理由がここにあると思う。
G7広島サミット
今年、広島で行われたG7サミットでは各国首脳が広島平和資料館を訪れた。その際に、バイデン大統領に随行者によって通称「フットボール」と呼ばれている「核のボタン」が平和資料館内部に持ち込まれた。
米の核ボタン、平和記念公園にまで持ち込んだのは・・・ 「8分」の核反撃判断に備えるため 広島サミットでバイデン大統領の随行者が携行(中国新聞)
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/311698
また、このサミットでは「核による抑止力」が正当なものであることが宣言に盛り込まれた。つまりG7参加国の核兵器所有を正当化し、ロシアや北朝鮮の所有は認めないという矛盾をはらんだ宣言である。「被爆地ヒロシマはサミットに利用された」という思いを僕は強く持った。もし中沢さんがご存命であれば、このサミットをどのように評価しただろうか?
『はだしのゲン』の広島市の平和教育からの排除
今年、広島市の教育委員会が独自に作成している平和教材から『はだしのゲン』を排除する決定をしたことをとても残念に思う。なぜなのかということについて先日NHKがクローズアップ現代で放送していたが、決定に至るプロセスが不透明で、現岸田政権が憲法改正や防衛費倍増へと走るのに影響を持つ複数の保守系団体が広島市教育委員会の最終決定に関与していたことが浮かび上がってくる。これらの団体は主に日本会議のメンバーから構成されている。8月9日までNHKプラスで配信されているので、ぜひご覧いただきたい。
再生する(配信期限: 8月9日(水)午後7時57分まで)
広島市では現場の教師の意見に反する形で『はだしのゲン』はほかの原爆被害者の体験記に差し替えられるそうだ。まったく話にならない。現場の教師は平和教材としてのこの作品をこのようにとらえているからだ。
『はだしのゲン』は中沢少年が体験した原爆投下後の広島の社会、日本の社会でおきたことを描いた作品であるから、個人の被爆体験記では知りようがないことが紹介されている。
教育現場で紹介されるのが『はだしのゲン』のごく一部だとしても、全巻読んでみようとする小学生はいるだろうし、原爆や戦争を実体験から多角的に考察するうえで欠くことができない作品、この漫画以外にはありえない作品だからである。そしてこれまでに全巻が24か国語に翻訳されている。まして「コイを盗む場面は教育上不適切だ」や「ゲンが浪曲を歌っている姿は現代にそぐわない」、「誰から批判されても耐えうる教材を使うべき」などの排除理由は、まったく理解できるものではない。
この問題はTBSの「報道特集でも取り上げられた。
TBS「報道特集」はだしのゲンが伝えてきたもの(再生)
8月5日(土)放送分
8月13日(日)12:00 終了予定
関連動画:
「はだしのゲン」 妻が語った作者・中沢啓治さんの伝言 「被爆者が言いたくても言えないこと…その思いがゲン」
はだしのゲン作者・中沢啓治さんが最後の講演会で伝えたこと/ギャラクシー賞2013年8月月間賞受賞
「はだしのゲン」誕生50年の今、なぜ販売数が急増? 紛争地域で関心が高まる特徴も…「ここまで部数が伸びるとは」外国語版の翻訳者が語る“平和への危機感”【テレメンタリー2023】
NHK放送「はだしのゲン誕生」
プロジェクト・ゲン
https://www.youtube.com/@projectgen-youtube/featured
関連書籍:
映画「ひろしま」は広島で被爆した子供たちの体験記を集めた「原爆の子(1951)」をきっかけに、映画化して後世に伝えようという願いから全国に支援を募って制作されたという。
「原爆の子―広島の少年少女のうったえ (1951年) 」
この本は電子書籍としても読めるようになった。
「原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈上〉 (岩波文庫)」(Kindle版)
「原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈下〉 (岩波文庫) 」(Kindle版)
映画「ひろしま」は、関川秀雄が原爆体験者の手記「原爆の子」をもとに監督した作品。原爆投下から8年後の広島で製作され、8万人を超える市民が撮影に参加した。実際の映像も使用されており、原子爆弾の恐怖や広島の惨状、市民の苦しみが、原爆症に苦しむ高校生みち子の姿を通して描かれている。「原爆投下直後の広島で何があったか」を被爆者たちが自ら演じて再現し、ベルリン国際映画祭で長編劇映画賞を獲得するなど国際的にも高い評価を受けた。出演したのは岡田英次、月丘夢路、神田隆、山田五十鈴、加藤嘉、利根はる恵ら。
関連記事:
番組告知: 映画「ひろしま(1953)」
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/13384a02216be844ab1681e8a4d1d92a
原子爆弾 1938~1950年: ジム・バゴット
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/0d741fd4e77316eaf05aef8daf865cd6
核兵器: 多田将
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/fe84c7cd15d1b8ff7ed14de1fa356504
地獄の日本兵―ニューギニア戦線の真相:飯田進
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/ac46ac40b155a4ef430bd92074db2a5b
映画『花筐/HANAGATAMI(2017)』大林宣彦監督
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/27b0f30d3c8eace1f73a348a18be447c
関連ページ:
【平和記念式典 知事あいさつ全文】「核抑止論者に問いたい」広島県 湯崎英彦知事
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/645919?display=1
【平和宣言全文】「核抑止論の破綻、世界の指導者は直視を」広島市長
https://www.asahi.com/articles/ASR8621XMR84PTIL00T.html
首相あいさつ【全文】平和記念式典<2023年>
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/342906
[English][French]
内容紹介:
作品完成から30余年を経た今でも、日本のみならず世界20カ国以上で読み継がれる、反戦マンガの決定版。ヒロシマに投下された原子爆弾による自らの被爆体験をもとに、著者・中沢啓治が、原爆の恐ろしさ、命の尊さ、そして平和への強い願いを込めて描いた著者代表作。「週刊少年ジャンプ」で1973年6月から連載が開始された後、「市民」「文化評論」「教育評論」などの雑誌に、約15年にわたって連載され、1987年2月に連載が終了した。
1973年6月から1987年2月刊行、2614ページ
紙の漫画本: Amazonで検索
著者について:
中沢 啓治(なかざわ けいじ):ウィキペディアの記事
1939年〈昭和14年〉3月14日 - 2012年〈平成24年〉12月19日は、日本の漫画家。
代表作に『はだしのゲン』など、広島市への原子爆弾投下による自身の被爆体験を基に、戦争・平和を題材とした作品を数多く発表している。
今日は広島の慰霊の日。78年前の今日、広島に原子爆弾が投下された。それは、最大限の人的被害を与えて日本人の戦意をくじくために、広島市民が通勤や通学で外出している午前8時15分に設定されたアメリカの軍事作戦の1つだった。
アニメ版(英語字幕)(英語吹き替え)、『はだしのゲン2、英語字幕』は数年前に見ていたが、漫画のほうもいつか読まなければと思いつつ時が経ってしまった。今年になってかなり年下の友人から勧められたのと、Kindle端末で読めることを知り、全巻読み終えることができたのだ。今年はこの漫画が連載され始めてからちょうど50年である。(ちなみにアニメ版のはだしのゲン1(1983)、はだしのゲン2(1986)のフランス語字幕付きも見れるようだ。)
まず気がついたのはアニメ版に描かれているのは漫画の第1巻くらいまでに過ぎないということだ。アニメ版はゲンの少年期に始めのほうだけで原爆投下や惨状の描写も第1巻に含まれているわけだが、漫画の第2巻以降は青年に成長するまでのゲンを描いている。作者の中沢啓二さんは、自分が目撃した地獄絵さながらの光景を伝えるのはもちろん、その後どのように悲惨で無慈悲なことが延々と続いたのかを伝えたかったのだとわかった。
困ったときには助け合うというのが日本人の美徳だと思いたい。そして豪雨や地震など自然災害のときはその精神が発揮されるのかもしれない。しかし、戦時中や戦後はどうだったか?被爆地ヒロシマで何がおきていたか?自分が生きるだけで精いっぱいのとき、人は思いやりを示すことなどできない。親を失ったこどもたちは浮浪児となり、社会から排斥され、少年少女たちは生きていくために盗みを働き、ヤクザに世話になってその手下にされて殺人にまで手を染めてしまう子もいる。作者の中沢さんが見たこと、体験したことすべてがこの作品に込められている。
原爆やヒロシマという言葉で連想するのは「鎮魂」や「慰霊」だ。しかし、この作品にはゲンや当時の広島市民が持っていた「原爆を投下したアメリカへの怒り」や「原爆傷害調査委員会(ABCC)への怒り」が描かれている。原爆傷害調査委員会(ABCC)は原爆投下直後に広島入りし、被爆者に治療はまったく行わず、原爆被害の研究のために被害者をモルモットとして扱った。原爆の恐ろしさ、被害を流布するのはGHQにより8年間も禁止されていた。戦後78年が経ち、中沢さんを始め怒りの感情をもっていた多くの被爆者が亡くなっている。この作品を教育現場から排除してはならない理由がここにあると思う。
G7広島サミット
今年、広島で行われたG7サミットでは各国首脳が広島平和資料館を訪れた。その際に、バイデン大統領に随行者によって通称「フットボール」と呼ばれている「核のボタン」が平和資料館内部に持ち込まれた。
米の核ボタン、平和記念公園にまで持ち込んだのは・・・ 「8分」の核反撃判断に備えるため 広島サミットでバイデン大統領の随行者が携行(中国新聞)
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/311698
また、このサミットでは「核による抑止力」が正当なものであることが宣言に盛り込まれた。つまりG7参加国の核兵器所有を正当化し、ロシアや北朝鮮の所有は認めないという矛盾をはらんだ宣言である。「被爆地ヒロシマはサミットに利用された」という思いを僕は強く持った。もし中沢さんがご存命であれば、このサミットをどのように評価しただろうか?
『はだしのゲン』の広島市の平和教育からの排除
今年、広島市の教育委員会が独自に作成している平和教材から『はだしのゲン』を排除する決定をしたことをとても残念に思う。なぜなのかということについて先日NHKがクローズアップ現代で放送していたが、決定に至るプロセスが不透明で、現岸田政権が憲法改正や防衛費倍増へと走るのに影響を持つ複数の保守系団体が広島市教育委員会の最終決定に関与していたことが浮かび上がってくる。これらの団体は主に日本会議のメンバーから構成されている。8月9日までNHKプラスで配信されているので、ぜひご覧いただきたい。
再生する(配信期限: 8月9日(水)午後7時57分まで)
広島市では現場の教師の意見に反する形で『はだしのゲン』はほかの原爆被害者の体験記に差し替えられるそうだ。まったく話にならない。現場の教師は平和教材としてのこの作品をこのようにとらえているからだ。
『はだしのゲン』は中沢少年が体験した原爆投下後の広島の社会、日本の社会でおきたことを描いた作品であるから、個人の被爆体験記では知りようがないことが紹介されている。
教育現場で紹介されるのが『はだしのゲン』のごく一部だとしても、全巻読んでみようとする小学生はいるだろうし、原爆や戦争を実体験から多角的に考察するうえで欠くことができない作品、この漫画以外にはありえない作品だからである。そしてこれまでに全巻が24か国語に翻訳されている。まして「コイを盗む場面は教育上不適切だ」や「ゲンが浪曲を歌っている姿は現代にそぐわない」、「誰から批判されても耐えうる教材を使うべき」などの排除理由は、まったく理解できるものではない。
この問題はTBSの「報道特集でも取り上げられた。
TBS「報道特集」はだしのゲンが伝えてきたもの(再生)
8月5日(土)放送分
8月13日(日)12:00 終了予定
関連動画:
「はだしのゲン」 妻が語った作者・中沢啓治さんの伝言 「被爆者が言いたくても言えないこと…その思いがゲン」
はだしのゲン作者・中沢啓治さんが最後の講演会で伝えたこと/ギャラクシー賞2013年8月月間賞受賞
「はだしのゲン」誕生50年の今、なぜ販売数が急増? 紛争地域で関心が高まる特徴も…「ここまで部数が伸びるとは」外国語版の翻訳者が語る“平和への危機感”【テレメンタリー2023】
NHK放送「はだしのゲン誕生」
プロジェクト・ゲン
https://www.youtube.com/@projectgen-youtube/featured
関連書籍:
映画「ひろしま」は広島で被爆した子供たちの体験記を集めた「原爆の子(1951)」をきっかけに、映画化して後世に伝えようという願いから全国に支援を募って制作されたという。
「原爆の子―広島の少年少女のうったえ (1951年) 」
この本は電子書籍としても読めるようになった。
「原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈上〉 (岩波文庫)」(Kindle版)
「原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈下〉 (岩波文庫) 」(Kindle版)
映画「ひろしま」は、関川秀雄が原爆体験者の手記「原爆の子」をもとに監督した作品。原爆投下から8年後の広島で製作され、8万人を超える市民が撮影に参加した。実際の映像も使用されており、原子爆弾の恐怖や広島の惨状、市民の苦しみが、原爆症に苦しむ高校生みち子の姿を通して描かれている。「原爆投下直後の広島で何があったか」を被爆者たちが自ら演じて再現し、ベルリン国際映画祭で長編劇映画賞を獲得するなど国際的にも高い評価を受けた。出演したのは岡田英次、月丘夢路、神田隆、山田五十鈴、加藤嘉、利根はる恵ら。
関連記事:
番組告知: 映画「ひろしま(1953)」
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/13384a02216be844ab1681e8a4d1d92a
原子爆弾 1938~1950年: ジム・バゴット
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核兵器: 多田将
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/fe84c7cd15d1b8ff7ed14de1fa356504
地獄の日本兵―ニューギニア戦線の真相:飯田進
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/ac46ac40b155a4ef430bd92074db2a5b
映画『花筐/HANAGATAMI(2017)』大林宣彦監督
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/27b0f30d3c8eace1f73a348a18be447c
関連ページ:
【平和記念式典 知事あいさつ全文】「核抑止論者に問いたい」広島県 湯崎英彦知事
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/645919?display=1
【平和宣言全文】「核抑止論の破綻、世界の指導者は直視を」広島市長
https://www.asahi.com/articles/ASR8621XMR84PTIL00T.html
首相あいさつ【全文】平和記念式典<2023年>
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/342906