「開平はん」に164,836を置いたところ拡大
[English]
前回に続き、算盤での開平の手順を解説する。今回も倍根法で、根が3桁、根に0が含まれる場合だ。理論編も参考にしていただきたい。
開平(平方根):倍根法(2商法)、倍根法別法、半九九法、半九九法別法、乗減法、定数法(折衷法) 、過大数開平、省略開平など
算盤による164,836の2乗根の解法(答は406)
第1群の数とは平方根を求める数を2桁ずつ区切り、いちばん大きい(いちばん左)の2桁のことである。群の数が根の桁数となる。
164,836 -> (16|48|36) : 16が第1群の数、根の桁数は3
手順1:164836を置く。第1群は16。
手順2:16以下の平方数は16=4x4。4を初根としてDに立てる。
手順3:4の平方を第1群の16から引く。16-16=00となる。
手順4:初根4の2倍8をAに置き、倍根とする。04に注目する。
手順5:FGの04を倍根8で割れないので次根を0とし、Eに置く。
手順6:倍根を80とし、483をこの倍根で割る。
手順7:Fに商6を得て、これを第3根とする。
手順8:483-80x6=003をGHIに置く。
手順9:IJの36から第3根の平方を引く。
手順10:36-6x6=00をIJに置く。
手順11:根は406と求まる。
最終状態: 答 406
珠の状態推移を表にすると次のようになる。(クリックで拡大)
第15回も引き続き倍根法による開平を行う。
関連記事:
ファインマン v.s. 算盤の達人: ファインマン先生に立方根計算の雪辱を果たそう
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/89a0b907577f03ef6132cf9664bdcddb
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[English]
前回に続き、算盤での開平の手順を解説する。今回も倍根法で、根が3桁、根に0が含まれる場合だ。理論編も参考にしていただきたい。
開平(平方根):倍根法(2商法)、倍根法別法、半九九法、半九九法別法、乗減法、定数法(折衷法) 、過大数開平、省略開平など
算盤による164,836の2乗根の解法(答は406)
第1群の数とは平方根を求める数を2桁ずつ区切り、いちばん大きい(いちばん左)の2桁のことである。群の数が根の桁数となる。
164,836 -> (16|48|36) : 16が第1群の数、根の桁数は3
手順1:164836を置く。第1群は16。
手順2:16以下の平方数は16=4x4。4を初根としてDに立てる。
手順3:4の平方を第1群の16から引く。16-16=00となる。
手順4:初根4の2倍8をAに置き、倍根とする。04に注目する。
手順5:FGの04を倍根8で割れないので次根を0とし、Eに置く。
手順6:倍根を80とし、483をこの倍根で割る。
手順7:Fに商6を得て、これを第3根とする。
手順8:483-80x6=003をGHIに置く。
手順9:IJの36から第3根の平方を引く。
手順10:36-6x6=00をIJに置く。
手順11:根は406と求まる。
最終状態: 答 406
珠の状態推移を表にすると次のようになる。(クリックで拡大)
第15回も引き続き倍根法による開平を行う。
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